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10月12日(土)

披露宴での入場は和装だったのだが、夫婦になり初めてのお披露目なのだがいきなり係りの人からだめ出しをされた。司会の「新郎新婦のご入場です」という掛け声と共にドアが開いた。自分はこういう場は慣れていないし、照れも相当あって横の彼女への気遣いをすっかり忘れ、普通に歩いてしまった。係りの人が「お嫁さんを気遣ってゆっくり、ゆっくり歩いてください。」彼女の和装って言うのは、洋服に慣れているととても歩きづらいらしい。

会社の連中に冷やかされながらやっと新郎新婦の席に着いた。司会は会社の部下にお願いした。最初は緊張気味だったのだが、普段から口が良く回る男だったのでだんだん調子が出てきたようだ。ケーキカットの時はいらぬことをいろいろ言っていたがめでたい席だ何でも許そう。主賓の挨拶のあと上司が乾杯の音頭を取って、会食が始まった。自分は酒は普段から好きで、会社の連中とよく飲みに行くのだが、今日は自分の一生一度の晴れ舞台、酔ってはいけない。でも悪友達がきっと飲ませに来るだろう。

でも式場では色々と考えてくれているようで、係りの人がそっと自分の座っている席のテーブルの下にバケツのようなものを置いてくれ、お酒を注がれ飲めないようだったらここにそっと入れろといってくれた。これは披露宴の定番らしい。

案の定、学生時代の悪友や会社の部下達が代わる代わる、酒を継ぎに来た。それもご丁寧にビールだけではなく、ワインが来て、日本酒が来て下のバケツに空けられないように目の前で一気に飲めという。まったくいい友達を持ったものだ。

彼女の友達も負けてはいない。日本髪を結って日本人形のようになっ緊張している彼女に何とか、笑わそうとしたりしていたが類は類を呼ぶというのか、自分の悪友に比べおしとやかな女性が多かった。

彼女のお色直しでいったん控え室に戻り彼女はドレス、自分はタキシードに着替えた。20分ぐらいで再入場各テーブルのろうそくに火をつけて廻るキャンドールサービスだ。最初のほうの親戚達のテーブルはスムーズに周れたのだが、悪友達のテーブルにはやはり罠があった。自分も友人の結婚式の時にやったのだが、ろうそくの芯を濡らし火を点きづらくするのだ。それがご丁寧にこのテーブルは濡らすなんて生易しいものではなく、ろうそくの芯の所にマグロの刺身が乗っていた。

会社の上司や親戚の祝辞がすんで、友人、同僚の歌やコントまがいの祝辞などが始まった。普段飲み屋では飲んでばかりだったのだが、いつこんなことの練習をしていたのだろうと思うくらい面白い掛け合いなどあって、みんな自分達二人の為にお祝いをしてくれているのだと思い感謝、感謝。一生忘れることはないだろう。

最後は型通り、それぞれの両親へ花束贈呈。彼女が両親へつづったお礼の手紙は本当に泣けた。彼女がちょっと泣きだったのに比べ横にいた自分のほうが大粒の涙をこぼしていた。そんな風に彼女は育ったんだと改めて痛感。彼女を幸せにしないといけないと本当に思った。

最後は自分の父親が挨拶をしたが、彼女の挨拶でしんみりとなった会場を笑わせてくれました。酔っ払った親父は最後にこんな親父ですが宜しくなんて言っちゃって。親父の事なんて関係ないだろ!

でも自分達の為にみんなが祝福してくれる、結婚して本当に良かったと思う。

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