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3月4日(月)

いよいよ会う約束した日が来た。自分も彼女も小田急沿線で渋谷に行くには同じ電車で行けるのだが、その日は一緒に行かず、昼に用があると言い直接お店で待ち合わせをした。

自分は時間より20分ほど早く着き、店長にも挨拶をしておいた。彼女へあげるバラの花束を見せてもらい自分には合わないなと思わず苦笑してしまった。でも幕は開いてしまった。

わからなければ電話をくれるように言っておいたのだが、5分前になっても携帯はうんともすんとも言わない。いらっしゃいませの言葉につい入口に目が行く。やがて時間になっても彼女は来ない。

時間の立つのが遅く感じる。約束時間の1分過ぎた、2分過ぎた。何回目かの「いらっしゃいませ」の言葉に顔を上げると来た!ついに来た。ちょっとおどおどした感じで彼女が入ってきた。

すぐに視線が合い、手を上げて彼女を呼んだ。「待った?」「そうでもないよ。迷わなかった?」「ぜんぜん、あなたの教え方が上手だったからまっすぐ来れた」コートを脱ぎながら彼女はそう言ってくれた。いつもは二人で会う時は行くところを言っていたからそれにあわせた服装でお互いにラフな格好だったのだが、今日は大事な話があるといっておいたので、自分はスーツを着てきたのだが彼女も合わせてくれて、フォーマルっぽいワンピースを着てきてくれた。とても似合っていた。

いつも行く居酒屋ならまずビールと言いたいところだが、お店の雰囲気からしてワインを注文した。まずは彼女と乾杯をした。緊張をほぐそうととりとめのない話をしばししたが、緊張は収まらない。彼女も気を使ってくれ大事な話については触れてこない。

「俺と結婚してくれないか?」思わず口から出た。あんなにプロポーズの言葉を考えかっこよく決めてやろうと思っていたのに、きょとんとした彼女の顔、かっこ悪!やや沈黙のあと彼女も自分の言葉に理解してくれたらしく「こんな私でよければ、よろしくお願いします。」

打ち合わせでは自分の合図でお店から花束を彼女に渡し、それからプロポーズの言葉となっていたのだが、あわてて合図をして花束を持ってきてもらった。手渡したら彼女とっても喜んでくれた。打ち合わせとは多少違ったが結果はよかったように思う。

お互いに何だか急に肩の力が抜け、思わず二人して笑ってしまった。この笑顔がとても可愛い。結婚の話は今日はこれでおしまい。これからの事は後で話そう。

これからは彼女と楽しく食べて飲もう。

20130304

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