成婚例
あるFさんのお話
あるFさんのお話
(38歳、男性 会社員)
Fさんはお父様からお電話を頂き、やっと重い腰を上げてくれた方でした。婚活を開始されたのがお父様からお問い合わせを頂いてから1年以上も立ってからでした。その間お父様とは心配で定期的に連絡をさせていただいていましたが、いい返事をしないと言うことで時間はどんどん経過するばかりでした。
Fさんのお仕事はIT関係で、顧客である会社のIT関係の保守で時には、夜勤でその会社に何ヶ月も通うこともあるそうです。
ある日お父様からうれしそうにやっと息子が話を聞くと言ってくれたので行かせるというお電話をいただきました。
次の彼のお休みにご来社してくれました。大学を出られ、身長も170センチほどあり私達のお見合いの世界では全然問題のない方だとお見受けしました。
お話をしていて少し慣れてきた頃、「この部屋のエアコンは古いですね。電気代がすごくかかるでしょう」と言われたので驚きました。あと面談ルームには、人形のジャズメンが音楽に合わせて演奏をするオーディオ装置を飾っていてお客様が来るとかけているのですが、「この人形、かたかたうるさいですね」と言うのです。音楽に合わせて動きますから、気にすると確かにかたかた音はするのですが、エアコンの事も含め今までそんなことを言われたことがなかったので驚きました。
その日は活動を考えておくと言われて、帰られましたがそのときは「嫌味な、やな奴」という印象でした。翌日、本人から活動をしたいので来週来社されると言う連絡が入りました。
お世話をすることになりましたが、結婚はお相手のあることなので初対面では嫌われないように常識的なお見合いをしていただかなければ断られてしまいます。少しアドバイスが必要だと感じていました。
当会はご縁合ってお預かりする会員さんには皆さん結婚していただきたいのです。ですから婚活をお考えの方がお話を聞きに来られたときには、正直に恋愛での出会いとは違うお見合いの世界をお話をさせていただいています。でも出会いはお見合いでもそれからは恋愛となります。お見合いはお互いに何も知らないでお会いしますから第1印象はとても大事です。
相談室によっては入会を優先してどなたでも会えますと言うような説明をして、入会後に希望が高すぎるから希望を下げろと言うようなお世話は私どもはしていません。
お見合いの世界ですから最初は条件ありきですので、たとえば大きな年齢差などの無謀なお申し込みにはアドバイスをさせていただきますが、できるだけ会員さんの希望をかなえてあげるように努力しています。
初めて会ったときは口の悪かったFさんですが、無謀な希望条件はなくお見合いは定期的に入りました。
お見合いも私が面談のときに感じたいやな部分などは出さずに、何回も交際に入りました。
ある時、20代のとてもきれいな在日中国女性からお見合いのお申し込みが入り、国際結婚はまったく考えていなかったFさんでしたが、きれいな方でしたので会って見たいということになり、お見合いをセットしました。
写真よりももっときれいだったと言うことで、一目ぼれして彼女もお付き合いを希望され交際に入りました。最初からめろめろだったFさんで、交際も順調に進みいざ結論を出す段階になり、彼女からは結婚を承諾をしてくれるとの連絡が入りました。
父一人息子一人のFさんで、外国人のお嫁さんをお父様がなんて言うか気にされていたのでした。そのことを聞いた私は彼が入会までに時間がかかりましたので、その分お父様とは何でも話せる間柄になっていましたのでお父様の考えを聞きたくて連絡をしてみました。
お父様は息子が良ければかまわないと言うことでした。早速Fさんに連絡をいれ、お父様の承諾を得たので次彼女と会うときにはプロポーズをするようにと背中を押しました。
結局次に会っても、その次に会ってもプロポーズをしなかったFさん、痺れを切らした彼女から断られてしまいました。彼女のことはとても気に入っていたのですが、彼自身外国人と言うことに少し迷いがあったということと、初めての面接の時には言いたいことをいうタイプだったと思ったのですが、女性の前では言いたいことがはっきり言えないとても純情な男性だったのでした。そのときに彼の本心が見えとても素直な好感の持てる男性だったのでした。
断られてからしばらくひどく落ち込みました。次の恋愛で忘れるようにとお見合いを組んでもなかなか交際に入りません。でも時間の経過と言うのがあるのですね。
次に出会った3歳下の日本人の女性と恋愛モードに入り、見事ゴールインされました。最後に挨拶に来られたときは入会のときとは全然別人のFさんでした。
最初はきっと警戒心が強く虚勢を張っていたのでしょうね。婚活の中で私達を理解していただけて心を開いてくれたのだと思います。
よかったですね。Fさん!
おまけ
最後にひとつ思い出しました。入会のときにお写真を撮る時に言った言葉「そんなに画素数の少ないカメラでよく撮れるのですか?自分はカメラ詳しいんです」と主人に言いました。私たちには最後まで一言多いやつでした。